比較
オーダーメイド CRM と
パッケージの違い
テレアポシステムや顧客管理システムを選ぶとき、どちらが優れているかではなく、何が違うかを並べます。弱点も書きます。
| 観点 | パッケージ(既製 CRM) | オーダーメイド |
|---|---|---|
| 月額 | 製品と規模による【一般的な水準は要確認】 | Chaser は月額 2,990 円から。カスタマイズの範囲で変わる |
| 導入の速さ | 速い。契約したその日から使える | 遅い。要件定義と実装の期間が要る |
| 初期費用 | 低い。月額のみのことが多い | 高い。実装の範囲に応じた費用が発生する |
| 画面の言葉 | 製品の語彙に合わせる(リード / 商談 / パイプライン) | 自社の語彙のまま(架電 / アポ見込み / リスト投入) |
| 運用ルールの強制 | 必須項目のチェックまで | 「保留中は発信不可」のような条件をシステムの不変条件にできる |
| 数字の定義 | 製品の定義に従う | 分母の取り方まで業務に合わせて変更できる |
| 要望の反映 | ベンダーのロードマップ次第 | 運用で出た歪みを翌週に反映できる |
| データの置き場所 | マルチテナントの共有基盤が多い | 顧客ごとの専用環境 |
| 使わない機能 | 含まれる。使わない分も月額に乗る | 作らない |
| 事業者への依存 | 製品が終了すると移行が必要 | 実装した事業者への依存が発生する |
パッケージ側の記述は、一般的な SaaS 型 CRM に共通する傾向をまとめたものです。個別の製品を指すものではありません。
分かれ目は「守りたいルールがあるか」
既製の CRM でも必須項目のチェックはできます。しかし「営業保留中の企業には発信させない」「議事録がないと商談を閉じさせない」「証憑がないと入金を確認させない」といった条件は、通常は表現できません。
守りたいルールが複数あり、それが守られないことで実害が出ているなら、実装する側に寄せる理由があります。逆に、記録が残れば十分という段階なら既製品で足ります。
不変条件の作り方を見るオーダーメイドの弱点
- 導入までに時間がかかる。契約したその日から使えるわけではありません。
- 実装した事業者に依存する。環境を独立させてもこの依存は消えません。
- 最初の要件が固まらないと動けない。そのため 30 分の業務ヒアリングから始めています。
これらを踏まえたうえで合わないと判断される場合は、その旨をお伝えします。
スマホ型の架電管理アプリ・クラウド CTI・オーダーメイド CRM という 3 つの型からの選び方は テレアポシステムの選び方と比較 に、費用の内訳は 料金ページ にまとめています。テレアポの現場側の画面は 架電アプリ をご覧ください。
よくある質問
オーダーメイドは高いのではないですか?
かつては要件定義に数ヶ月、開発に一年という前提だったため高額でした。要件定義から本番投入までの周期が週単位になったことで、前提が変わっています。ただし既製 SaaS の月額より初期の費用がかかることは事実です。使わない機能に払い続ける額と、実装の費用を比べて判断する話になります。
まず既製品を試してから考えるのは駄目ですか?
駄目ではありません。むしろ推奨します。既製品を使ってみて、どこが業務と合わなかったかが分かっていると、実装すべき範囲がはっきりします。合わなかった点をそのまま持ってきてください。
実装した会社に依存することになりませんか?
なります。これはオーダーメイドの明確な弱点です。緩和策として、環境を顧客ごとに独立させ、データはいつでも取り出せる形にしています。ただし依存が消えるわけではありません。この点を含めて判断していただく必要があります。
どちらを選ぶべきか、判断の目安はありますか?
守りたい運用ルールがあるかどうかが目安になります。「この状態では発信させたくない」「この項目がないと先へ進ませたくない」といった条件が複数あるなら、既製品の必須項目チェックでは足りません。逆に、記録を残せれば十分という段階なら既製品で足ります。